選抜迷選考集 番外編

選考小ネタ集

大阪の伝統公立進学校の21世紀枠選出を打ち砕いた大阪2強(2017年 北野)

大阪の旧制中学の伝統進学校北野は、戦後直後の1949年春の甲子園優勝経験があり、1949年・1950年・1952年と3度大阪大会敗退で近畿大会不出場ながら選抜に選ばれたことがある(昭和中期編参照)。
その北野が2016年の秋季大阪大会でベスト8に進出。大阪桐蔭に0−7の7回コールドで大敗したものの、北野は21世紀枠に選ばれる資格を得た。北野の力なら大阪推薦に選ばれれば近畿推薦通過は余裕、最終選考の3枠選出も優勢になるだろう。
だがそんな北野の21世紀枠推薦を阻む圧倒的な活躍を見せたのが大阪の二大王者である。

直前の2016年夏の大阪大会を最後にPL学園が廃部になり、高校野球史に残る名門が歴史に幕を下ろした。PL学園亡き今大阪の2強として君臨するのが大阪桐蔭と履正社である。
2016年の秋季大阪大会では準決勝で両校は激突し7−4で履正社が勝利。敗れた大阪桐蔭も3位決定戦をきっちり勝ちともに近畿大会出場決定。すると近畿大会でも大阪二大王者が圧倒的な強さで揃ってベスト4に進出、選抜出場を当確にした(履正社が近畿大会優勝、大阪桐蔭がベスト4)。
そうなると困ったことになった。大阪から一般枠で2校出場が有力となれば21世紀枠で大阪が選出されると3校ルールに引っかかってしまう。前年は兵庫の長田が21世紀枠に選出されたことで、兵庫3校を回避するために一般枠有力だった報徳学園が落選する憂き目を見た(近畿編参照)。

物議を醸した不可解選考がまだ記憶に新しい今、2年連続で21世紀枠によって一般枠に影響が出る選考は好ましくないだろう。
しかも報徳学園はボーダーラインの近畿大会ベスト8だったからまだ納得できたが、当確ラインのベスト4に進出した大阪桐蔭を落としたりしたら前年以上の非難は避けられない。ましてや甲子園でも優勝候補にあがるくらい実力の高い履正社と大阪桐蔭の片方を落とすのは大阪としても近畿としても、全国の高校野球としても損失を生む。
だからといって一般枠で履正社、大阪桐蔭、21世紀枠で北野を3校とも選出してしまえばルール上は認められていても、前年3校ルールで落選した報徳学園のファンや関係者からクレームが来かねない。
結局大阪高野連が出した答えは・・・

21世紀枠大阪推薦:今宮

大阪高野連は北野の21世紀枠選出をあきらめた。大阪の伝統公立進学校をもってしても3校ルールと大阪の私学二大王者には勝てなかった。
ちなみに今宮は進学校でも古豪でも過疎地の学校でもない(そもそも大阪に過疎地はないが)平凡な公立高校。事実上大阪からの21世紀枠選出辞退を示すような捨て駒である。無論近畿推薦には選ばれていない。

翌年の選抜にアベック出場した大阪桐蔭と履正社は決勝まで勝ち進み、なんと史上初の大阪同士の決勝戦が実現したのである。秋季大会では負けていた大阪桐蔭が8−3で勝利し雪辱、履正社の初の甲子園優勝を阻んだ。
北野にとっては21世紀枠創設後初のベスト8進出するも「時期が悪すぎた」と言うしかない。しかし翌年、滋賀にとって1県3校ルールはあっさり破られるのである(上記参照)。

逆転選考されなかった日本代表(2015年 U-20ワールドカップ)

この選抜高校野球大会のような大会は、他のスポーツ大会では見かけない。
他の高校スポーツにも選抜大会はあるが、明確な「予選」が存在し、予選のベスト4進出チームが落選でベスト8敗退チームが逆転選考などというものはない。

サッカーのFIFA U-20ワールドカップの大陸予選大会として行われているアジアU-19選手権。
アジアのワールドカップ出場枠は4枠。アジア選手権のベスト4進出国がそのままU-20ワールドカップの出場権を得ると規定されている。つまり準々決勝が名実ともにワールドカップ代表決定戦だ。
秋季地区大会はあくまで参考資料で選抜大会の予選ではないと位置づけている高校野球と違い、アジアU-19選手権は明確にU-20ワールドカップの予選と位置づけている。そのため準決勝以降でどんなスコアが発生してもベスト4進出国がワールドカップ出場である。
準決勝でどんな大差がついた試合が発生して、準々決勝で敗退した国のほうが明らかに強かったとしても、準決勝大敗した国はワールドカップ落選、準々決勝で惜敗した国が逆転選考などという制度は存在しない。

2014年 AFC U-19選手権
決勝カタール1−0北朝鮮
準決勝カタール3−2ミャンマー北朝鮮5−0ウズベキスタン
準々決勝カタール4−2中国北朝鮮1−1日本(PK5−4)ミャンマー1−0UAEウズベキスタン2−1タイ

U-20ワールドカップ2015の出場をかけた2014年のアジアU-19選手権。日本は準々決勝で北朝鮮とPK戦にもつれこむ激闘の末、のちのA代表の南野拓実が最後にPKを失敗し敗れた。4大会連続の準々決勝敗退でまたしてもU-20ワールドカップ出場を逃した。
その後準決勝でウズベキスタンが北朝鮮に0−5で大敗。5ちゃんねるでいう夢のスコアでの大敗である。北朝鮮とのスコアは日本が1−1に対してウズベキスタンは0−5、日本はグループリーグ1位通過、ウズベキスタンは2位通過。
日本の高校野球の選抜選考マニアがこのスコアを見たら「準決勝で北朝鮮に大敗したウズベキスタンは落選にして、準々決勝で北朝鮮に善戦した日本を逆転選考すべきだ」と思うだろうが、何度も言うようにワールドカップに逆転選考などという制度は存在しない。

U-20ワールドカップ出場:カタール、北朝鮮、ミャンマー、ウズベキスタン

この時点ではどんなに日本のほうがウズベキスタンより実力が上であっても、ウズベキスタンはベスト4、日本はベスト8である以上日本はU-20ワールドカップに出場できない。
なお2015年のU-20ワールドカップではアジア勢でウズベキスタンだけが決勝トーナメントに進出した。逆転選考が存在しなくて正解だったと言える結果である。

選抜選考クイズ

もし近畿大会ベスト4に同県3校が進出したら

過去には同一都道府県から3校や4校選出されたこともあったが、2002年から一般枠での同一都道府県からの選出は2校までと決められた。そのため近畿大会ベスト4に同県の学校が2校、ベスト8にもう1校が進出した場合、ベスト8のもう1校は選出することはできない(通称2校ルール・3校ルール)。
ならば近畿大会ベスト4に同県3校が進出したらどうなるのか。ルール上は同一県2校までだからたとえベスト4であっても1校は落とさなきゃいけない。だが近畿大会ベスト4の学校が落選したらいろいろ面倒なことが多そうだ。同様のことは関東でも開催県のみだが発生しうる。
実際に近畿大会ベスト4に同県3校が進出したらどのような選考になるのか、筆者はその答えと選考サンプルが知りたくて長年待っているのだが、なかなか実現しない。ここでは同県3校進出に最も近づいた2011年の秋季近畿大会を参考に少し改変して、仮想近畿大会の結果を空想してみた。

20xx年秋季近畿大会(仮想)
決勝天理(県3位)11−1智弁学園(県2位)
準決勝天理4−3奈良大付(県1位)智弁学園4−2履正社
準々決勝天理8−4大阪桐蔭奈良大付2−1近江(県1位)智弁学園8−4龍谷大平安履正社15−3彦根東(県2位)
(6回コールド)
1回戦天理3−1立命館宇治奈良大付6−1市和歌山智弁学園5−0金光大阪履正社9−2明石商(県1位)
(7回コールド)
大阪桐蔭7−0神戸国際大付
(7回コールド) (県2位)
近江7−5報徳学園(県3位)龍谷大平安3−0滋賀学園彦根東3−1箕島
2011年大会ベースに鳥羽の枠に平安、水口の枠に彦根東、育英の枠に報徳学園、報徳学園の枠に明石商を入れるなどし、一部勝敗やスコアを入れ替えた。

この年の近畿大会はベスト4に天理、智弁学園、奈良大付が3校が進出。
本来なら近畿大会ベスト4以上は文句なしの選出でベスト8止まりの4校で残り2枠を争うわけだが、今回はそうはいかない。
一般枠で同一都道府県から選出できるのは2校までであるから、優勝した天理は確定にしても、智弁学園と奈良大付のどっちかが落ちる(奈良大付が落ちる可能性のほうが高いか)。一方兵庫県勢は初戦全滅、智弁和歌山が県大会でコケた和歌山県勢も初戦で姿を消した。

ここでは某アニメキャラがこの問題に答えるという設定。

司会者ブルーマウンテン「さて近畿史上最も難しい選考になった今回の選抜選考、果たしてどこが選ばれるのか。みなさんお考え下さい!」

「皆さんの答えが出揃ったようです。ではまずココアさん。」

回答:天理、智弁学園、奈良大付、履正社、近江、大阪桐蔭

「ココアさん、問題聞いてました?同じ都道府県からは2校までしか選んじゃいけないんですよ。しかも大阪も2校って、奈良3・大阪2・滋賀1じゃ地域性のバランスが悪すぎです。」

「これしか思いつかないよ。6枠なんだからベスト4の4校は確定でしょ、残りの2校は準々決勝で1点差負けの近江、大阪桐蔭と龍谷大平安は同じスコアだけど対戦相手が優勝した大阪桐蔭のほうが有利じゃないかな。」

「だから同じ県から選ばれるのは2校だけです。ベスト4でも智弁学園と奈良大付のどちらかは選ばれないんですよ。」

「えー、ベスト4なのに選ばれなかったら可哀想だよ。わたし近畿大会ベスト4で落ちちゃったとこ見たことないし。」

「それは3校ルールができてから今まで近畿大会ベスト4に同県3校が進出したことがないからです。」

「では次にマヤさんとメグさん。2人とも同じ答えです。」

回答:天理、智弁学園、奈良大付、履正社、近江、龍谷大平安

「あらココアさんとほとんど同じじゃないですか。だから同じ都道府県からは・・・」

メグ「同じ県から3校選んじゃいけないなんて誰が決めたの?2001年のセンバツに茨城から常総学院、水戸商、藤代の3校が選ばれてるよ。」

「いえ、それはまだこのルールができる前なんですよ。」

マヤ「2018年にも滋賀から彦根東、近江、膳所の3校が選ばれてるじゃないか。」

「それは膳所は21世紀枠で、一般枠2校と21世紀枠1校の3校ならいいんですよ。」

マヤ「なんだ、なんでもありじゃん。ならやっぱり近畿大会ベスト4の学校はなんとしても選ばなきゃいけないと思うよ。まあ奈良が3校で大阪も2校だとバランスが悪いから、最後の1校は京都にしたけど。」

「では続いてリゼさん」

回答:天理、智弁学園、履正社、大阪桐蔭、龍谷大平安、彦根東

「リゼさんはちゃんと同一都道府県2校までのルール守ってますね」

「まず天理、智弁学園、履正社までは確実。だけど同一都道府県から3校は選ばれないから奈良大付はベスト4だけど残念ながら涙を呑む。そしてベスト8からは大阪桐蔭と龍谷大平安が選出。落選した奈良大付に負けた学校は選べないから近江も落選で、もう1校は彦根東。」

「6回コールド負けはマイナスにならないということでしょうか?」

「コールド負けしたけど公立枠と伝統進学校特権がある。」

「さすがリゼさんは鋭い回答ですね。次にシャロさん」

回答:天理、智弁学園、履正社、近江、龍谷大平安、大阪桐蔭

「これはリゼさんと似てますね。選出順が入れ替わってますが、6校中5校が一致してます。」

「リゼ先輩に近いのは光栄だな。まず同じ県からは2校までしか選べないから天理・智弁学園と同じ奈良の奈良大付が落ちる。そして準々決勝で6回コールド負けの彦根東が落ちる。ということで奈良大付と彦根東以外のベスト8の6校でしょう。」

「奈良大付が落選なのに奈良大付に負けた近江が選ばれるんですか?」

「それは仕方ないでしょ。近江は準々決勝で最も点差の少ない1点差負けだし、県1位で地域性も問題ない。直接対決で勝ったほうが落選で負けたほうが選出というのは1992年の京都成章と川西明峰の例がある。本当は奈良大付も選びたいけどルールだから仕方ない。選出順はベスト8のうち地域性で不利な大阪桐蔭が最後に回るでしょう。」

「では続いてチノさん。」

回答:天理、奈良大付、大阪桐蔭、近江、履正社、龍谷大平安

「あらこれは、準優勝の智弁学園が落選ですか」

「はい。同じ都道府県から3校は選べないので天理、智弁学園、奈良大付のうち1校が選ばれないというのは皆さんと同じ。しかし奈良の2校目に選ばれるのは智弁学園ではなく奈良大付です。
智弁学園は決勝戦で大敗し、県大会でも奈良大付が勝っているので奈良大付のほうが上回ると判断されるでしょう。2校ルールにひっかかった智弁学園とコールド負けの彦根東が落ちて、それ以外のベスト8以上の6校が選ばれるでしょう。」


「チノさんもなかなかいい分析ですね。次に千夜さん。」

回答:天理、智弁学園、履正社、大阪桐蔭、龍谷大平安、明石商

「なんと初めて初戦敗退の学校が回答にあがりました。これはどういうことでしょう。」

「まず天理、智弁学園、履正社、ここまではだいたい皆さんと同じですね。ベスト8からは大阪桐蔭と龍谷大平安。最後の6校目なんですが、リゼちゃんも言ってたように落選した奈良大付に負けた近江は選びにくい。彦根東も6回コールド負けした上に県2位ではマイナス。
ところでまだ公立校が選ばれてませんね。初戦で全滅した関係で兵庫からも選ばれてない。初戦敗退の学校が選ばれたことは何度もありますし、第1回から続く近畿の公立枠と甲子園の地元兵庫枠、その両方を満たせる明石商が6校目に選ばれるのではないかと。」


「コールド負けで初戦敗退した学校が選ばれた例ってないと思うのですが」

「こういう状況なら前例にない選考もありえます。」

「これはなかなか興味深い回答でした。」

「では最後にモカさん。」

回答:天理、奈良大付、大阪桐蔭、近江、履正社、報徳学園

「千夜さんと同様初戦敗退の学校がありますね。」

「まず優勝した天理、次に2校目は智弁学園ではなく奈良大付というのはチノちゃんと同じ。次に大阪桐蔭、近江。智弁学園が2校ルールで落選だからそこに負けた履正社は5番目と後ろの方の選出順。
6校目は地元兵庫から選ばれてないから兵庫から1つ来るんじゃないかしら。そこはチヤちゃんも言ってたわね。初戦で全滅した兵庫で一番僅差だった報徳学園と予想。」


「皆さん見事に答えがわかれましたね。」

「で、正解は誰なの?」

「正解はありません。最初に言ったように3校ルールができてからベスト4に同じ県から3校進出したことは1度もありませんので。正解がわかるのは実際にそうなったときなのですが、なかなか実現しないんですよね。」

第2問

20xx年秋季近畿大会(仮想)
決勝大阪桐蔭5−3智弁和歌山
準決勝大阪桐蔭8−1近江(7回コールド)智弁和歌山7−4福知山成美
準々決勝大阪桐蔭6−4龍谷大平安(府1位)近江10−0報徳学園(県3位)
(5回コールド)
智弁和歌山6−2天理福知山成美4−3京都翔英(府2位)
1回戦大阪桐蔭9−3桐蔭近江5x−4神戸国際大付(県2位)智弁和歌山9−0八幡商福知山成美4−0金光大阪
龍谷大平安7−4智弁学園報徳学園2−1市和歌山天理2−1履正社京都翔英2−1明石商(県1位)
1992年大会をベースに上宮の枠に大阪桐蔭、南部の枠に智弁和歌山、東山・北嵯峨・京都成章の枠にそれぞれ平安・福知山成美・京都翔英、
市尼崎・川西明峰・明石の枠にそれぞれ報徳学園・明石商・神戸国際大付を入れ、近江と八幡商を入れ替え、一部勝敗やスコアも入れ替えた。

この年は兵庫県勢3校中2校が初戦敗退。和歌山2位の市和歌山に辛勝しなんとか初戦突破した報徳学園だったが準々決勝で近江にまさかの5回コールドの大敗。さらに近江は準決勝で大阪桐蔭にコールド負け。
報徳学園以外の準々決勝はすべて4点差以内。しかも報徳学園は県3位。本来なら報徳学園の選抜出場はほぼ絶望的。だが選抜に兵庫から1校も選ばれなかったのは秋季近畿大会で初戦全滅した年(1981年・2014年・2017年)だけで、兵庫県勢がいずれか1校でも初戦突破すれば必ず兵庫から1校選ばれてる。
とはいえこんな成績で選ばれた学校は過去1つもない。初戦全滅した年は「兵庫枠」の選出をあきらめたが、果たして今回は兵庫枠はあるのか?
5枠目・6枠目争いはベスト8敗退4チームの争いだが(本来なら報徳学園は選外で3チームの争いになるべきだが)、そのうち1府県からは2校までなので龍谷大平安と京都翔英のどちらかは落ちる。府1位の龍谷大平安が有利か。
天理は少し点差が開いたがベスト4に奈良県勢がいないため地域性で有利だ。報徳学園よりマシな負け方なので選ばれる可能性は十分ある。
兵庫枠があるとすれば初戦敗退ながら県1位の明石商も選出を狙っているか。しかし明石商に勝った京都翔英は準々決勝で敗れており、地域性で厳しい位置にいる。

ここで再び某アニメキャラがこの問題に答える。

司会者ブルーマウンテン「さて、続いてこの問題。果たしてどこが選ばれるのか。みなさんお考え下さい!」

「皆さんの答えが出揃いました。ではまずココアさんとマヤさん、順番が1つだけ入れ替わってますが2人ともほぼ同じ答えです。」

ココア回答:大阪桐蔭、智弁和歌山、福知山成美、近江、龍谷大平安、京都翔英
 マヤ回答:大阪桐蔭、智弁和歌山、福知山成美、近江、京都翔英、龍谷大平安

「お二方、さっきも言ったじゃないですか。だから同じ都道府県からは2校までしか選んじゃいけないんですよ。」

「え?全部2校までだよ。大阪が1つ、和歌山が1つ、滋賀が1つ、京都が2つ・・・。」

「京都が3校あるじゃないですか」

「2つだよ。龍谷大平安と京都翔英」

「福知山成美と龍谷大平安と京都翔英の3校ありますよ。」

「え?福知山って兵庫でしょ?いや大阪だっけ」

「はあ、そこからですか・・・」

「ココア、福知山は京都だよ。」
「ボクは京都が3つになることわかってたよ。だけどこれしか思いつかないよ。ベスト4の4校と準々決勝で1点差負けした2校。これがシンプル。」


「では次にリゼさん」

回答:大阪桐蔭、智弁和歌山、福知山成美、近江、龍谷大平安、天理

「ベスト4の4校は確定でしょう。近江はコールド負けしてるけど問題なし。5校目は優勝した大阪桐蔭と対戦し京都府1位の龍谷大平安。京都から2校選ばれてるので京都翔英は落選、コールド負けした報徳学園も落選で、6校目は天理でしょう。」

「リゼさんはやはりいい回答です。続いてシャロさん。」

回答:大阪桐蔭、智弁和歌山、福知山成美、近江、京都翔英、天理

「リゼさんさんに似てますが、1つ違ってますね。」

「ベスト4の4校は確定なのは皆さんと同じですね。5校目はベスト8で1点差負けの京都翔英。6校目は同じ都道府県から3校は選べないので平安は選ばれず、天理だと思います。」

「続いてメグさん。」

回答:大阪桐蔭、智弁和歌山、福知山成美、近江、天理、報徳学園

「5回コールド負けした報徳学園が選ばれてますが、つまり兵庫枠はあるってことですね?」

「うーんそれはわからないけど、地域性ってのがあるんでしょ?これなら6つの県から仲良く1つずつになるから一番いいんじゃないかな。」

「次にチノさん」

回答:大阪桐蔭、智弁和歌山、福知山成美、近江、龍谷大平安、報徳学園

「メグさんと同じように報徳学園があがりました。」

「はい。まずベスト4の4校は問題ないですが、難しいのは5校目と6校目。5校目は京都1位で試合内容もいい龍谷大平安でしょう。6校目ですが兵庫県勢が初戦で全滅したら救われないですが、今回は1勝してるので報徳学園が選ばれると思います。」

「それでは次にモカさん」

回答:大阪桐蔭、智弁和歌山、福知山成美、近江、京都翔英、明石商

「なんと初戦敗退の学校が選ばれました。」

「5校目を考えるにいたって6校目はどこが選ばれるかが重要です。やはり地元兵庫は外せないから兵庫から1つ選ばれるでしょう。だがその1校は県3位で2回戦で5回コールド負けした報徳ではなく、初戦敗退だけど県1位の明石商じゃないかしら。
そうなると明石商に勝った京都翔英を選ばないわけにはいかないから5校目は京都翔英。京都翔英が大差で負けてたらややこしくなってたけど、1点差負けだし問題ないわね。」


「モカさんもいい分析ですね。では最後に千夜さん」

回答:大阪桐蔭、智弁和歌山、福知山成美、近江、龍谷大平安、明石商

「モカさん同様初戦敗退の明石商を選んでますが、明石商に勝った京都翔英は落選ですか。」

「はい。5校目は京都のどちらかですが、この点差なら府1位の平安でしょう。6校目は兵庫枠に加えて公立枠にもなる明石商でしょう。
京都翔英は明石商に勝ってますが、直接対決で負けたほうが選ばれて勝ったほうが落ちた逆転選考は過去に何度もあるので問題ありません。だいたいそれを気にしてたらさっきのようなベスト4に同県3校が独占した場合に対応できないですし。」



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